試験範囲が膨大なことで有名な中小企業診断士。
もしあなたが試験範囲の中で、少しでも最初から得意な分野があったら嬉しいですよね。
今回は、中小企業診断士試験を他の受験生よりも有利に進められる資格や職業を紹介していきます。
一次試験の科目を免除できる資格
財務・会計
ポイント
・公認会計士・会計士補
・税理士
・弁護士
経済学・経済政策
ポイント
[icon image="check1-r"]大学等の経済学の教授・准教授・旧助教授
・経済学博士
・不動産鑑定士
・公認会計士試験
経営法務
ポイント
・弁護士
・旧司法試験第2次試験合格者
・司法試験合格者
経営情報システム
ポイント
・システムアナリスト
・アプリケーションエンジニア
・プロジェクトマネージャ等
上記のような他資格を保有することで試験科目を取得していることで科目免除が可能になります。
でも該当資格を見るとあることが疑問になりませんか?
ポイント
このレベルの資格をもっているなら免除しないで受験したほうが平均点上げれて有利じゃないのか?
実際その通りですね。
中小企業診断士試験は浅く広い範囲から出題されます。
上記の資格を取得できる知識があれば比較的簡単に高得点を狙えます。
資格取得から時間がたっており内容を忘れている…というようなことでなければ受験するのも全然ありですね。
仕事で試験科目の知識を使う職業
金融機関(メガバンク・地方銀行・信用金庫)+信用保証協会
会社から中小企業診断士取得を進められることが多いのがこの業界。
金融機関の大切な業務の一つである「融資」。
この「融資」の可否を審査においては企業の決算書を分析し、稟議に通るよう企業の実情を把握しなくてはなりません。
他の職業では決算書なんてまず目にする機会はありませんが、金融機関では日常的に決算書を扱います。
そのため
ポイント
「財務・会計」で圧倒的に有利
になります。
SE(システムエンジニア)
この職種は「経営情報システム」で有利になります。
SEの種類にもよりますが、「経営情報システム」で出題されるレベルの知識は常識レベルで把握している人が多いのがこの職種です。
インフラ系のエンジニアをしている知人に問題を見せたところ、「この程度なら余裕」とドヤ顔されました。(笑)
また、情報処理系の資格を取得している人が多く、そもそも免除可能な場合がほとんどみたいですね。
コンサルティング会社
コンサル業界は常日頃から幅広い知識が求められます。
そのため中小企業診断士試験に必要な知識を勉強する前から備えていることも多いです。
その中でも「企業経営理論」が得意です。
なぜなら、コンサル先の経営者を納得させるために「フレームワーク」や「○○理論」等を活用して状況にあった提案を行います。
また、答えがない課題の解決策を探す仕事を日々行っているので、企業経営理論の問題にも対応しやすいようです。
法律事務所
法律事務所で働く方は「経営法務」が得意な場合が多いです。
経営法務は暗記科目なので、日常的に法律に触れる機会がある法律事務所勤務は経営法務に強くなります。
勤務する法律事務所で良く扱う分野が経営法務の範囲とかぶらない場合は、残念ながら力を発揮することはありませんが、
「会社更生・民事再生」「起業・会社設立」の案件を良く扱う事務所は「経営法務」でかなり有利になります。
経理
企業の経理部門に勤務している方は「財務・会計」で有利になります。
日頃から総勘定元帳を使って仕事をしているため、財務・会計の「仕訳」の分野で能力を発揮できます。
ちなみに私は最後まで仕訳が苦手で、1次試験の時は諦めていました。(笑)
終わりに
「中小企業診断士試験に有利なのはどんな人?」いかがでしたか?
もしあなたが今回紹介した職業や資格を取得しているのならば、きっと
ポイント
中小企業診断士試験を有利に運ぶことができる
でしょう。
取得難易度の高い資格に有利な条件でチャレンジできるならうれしいですよね。
ちなみに、中小企業診断士は非常に難しい試験なので試験内容正しい理解と効率の良い攻略方法をちゃんと知っておかないとかなり苦労します。
興味はあるがまだ良く中小企業診断士を理解していない人は「診断士が置かれている状況」「効率的な勉強法・試験科目ごとのポイント」「合格後の活動方法」などがまとめられている資料を1冊用意しておきましょう。
予備校のクレアールが定価1,500円の「
クレアール非常識合格法
」という診断士について綺麗にまとめた良書を期間限定で無料配布しているみたいです。
中小企業診断士に少しでも興味があればこの機会にタダで貰っておきましょう。
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