「中小企業診断士 独学」で検索するとどのサイトも「独学合格は可能」と書いてありますよね?
当サイトも同様に独学合格は可能だと書いてありますが、実際にどの程度の割合の受験生が独学で合格しているか「割合」も気になりるのにどこにも情報がありませんよね。
書いてあるサイトも「おそらく…」「だと思います」等の断定しない言い方ばかりです…
定期的に中小企業診断士にアンケートを取っているJ-net21でも独学合格者の割合は調べていません。
「それでも独学合格者の割合が知りたい…」
それなら「どの機関でも調査をしていないのなら自分で確認すればいいじゃん!」と思い立ち調査を実施しました。
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独学合格者割合の調査概要
調査目的:中小企業診断士の独学合格者割合について
調査母数:60名
調査対象:ランサーズ・クラウドワークスを使用している中小企業診断士
調査方法:上記サイトで中小企業診断士にアンケートの回答を依頼
独学合格者の割合は50.0%
調査を実施した対象の中小企業診断士60名の中では予備校利用合格者が50%・独学合格者50%という結果でした。
正直独学合格者はもっと少ないと考えていましたが、ちょうど半数が独学で合格しているようです。
ただ、実施場所がランサーズとクラウドワークスだけどいうことと、回答数が60名と少なめですので、中小企業診断士合格者全員がこの割合ではないということを留意してください。
「独学」のほうが「予備校利用」よりも短期間で合格している
こちらのデータは独学合格者と予備校利用合格者の勉強期間の分布です。
青い棒グラフが独学合格者ですが、オレンジの棒グラフの予備校利用者よりも全体的に学習期間が短いです。
予備校利用者はどうしても用意されたカリキュラムに沿って勉強することになるため、最短で1年、1度目の試験に落ちた場合は2年と長期化しがちです。
(中途半端な期間だと翌期のクラスが開校するまで待つので)
また、同じ講義を受ける仲間と仲良くなり、仲間と交流を深めるあまり試験勉強に集中できなかったという事例も聞きます。
それに対して独学の場合は自分の意志さえ強く持つことができれば、最も効率よく短期間で合格できる勉強スタイルでしょう。
中小企業診断士養成課程参加者は2名
調査対象者60名の中に養成課程に参加して中小企業診断士になった方は2名でした。割合は3%です。
養成課程とは、カリキュラムをすべてクリアすることで、2次試験を受けずに中小企業診断士になることを認められる制度です。
中小企業診断士1次試験合格者だけが対象で、参加するのにも多額の費用がかかるので簡単には選べない選択肢です。
しかし、何度も2次試験をクリアできないようでしたら、「多少費用をかけてでも養成課程に参加して中小企業診断士になりたい」という人は多いです。
どうしても二次試験が苦手な場合の選択肢として覚えておくと良いでしょう。
中小企業診断士養成課程で一番有名なのは「中小企業大学校」ですが、今回の調査で名前が挙がったのは「日本生産性本部」「城西国際大学」でした。
利用していたどちらの方も受験歴は2年以上でしたので、おそらくどうしても2次試験が苦手だったのでしょうね。
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終わりに
今回は中小企業診断士独学合格者の割合を調査してみました。
実際に調査を行ってみると独学で中小企業診断士になっている割合はとても多いので、これから独学で勉強を始めようとしている人の励みになったのではないでしょうか。
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