ストレート合格率が約4%ほどしかなく難易度が高いとされている中小企業診断士。
しかし、一次試験・二次試験・口述試験を切り離して考えると意外と合格率が高いのも事実です。
本記事では推移で一次試験・二次試験・口述試験を紹介していきます。
中小企業診断士一次試験の合格率
中小企業診断士一次試験の科目別の合格率をグラフで作成しました。
60点以上を取った受験生の割合を推移で表しています。
一次試験は科目合格制度があるので、1度にすべての科目で合格しなくても、複数回受験することで通過を狙えます。
ただ、どの科目にも言えることですが、年度によって合格率が乱高下していることがわかります。
これが一次試験の合格率を下げている要因です。
一次試験は受験した科目の平均得点が60点以上で合格なので、受験した科目の中に合格率が非常に低い科目があると平均点ががくっと落ちます。
全科目受験している場合は、1科目くらい難しい科目があっても平均得点に大きな影響はないかもしれませんが、科目合格制度を使って受験科目を減らしていると、合格率が非常に低い科目があるだけで平均点がぐっと落ちてしまうのです。
以前に科目合格している科目が地雷科目の年なら問題ないのですが、少しギャンブル性が高い試験かもしれませんね。
中小企業診断士二次試験の合格率
中小企業診断士試験の中で奇問と言われる二次試験ですが、合格率は一次試験とほぼ同じ約20%程度です。
合格率は同じくらいですが、忘れてはならないのが、
ポイント
「二次試験を受けているのは一次試験を通過している人だけ」
ということです。
誰でも受験できる一次試験と違い、しっかりと勉強してきた人たちの中で20%しか受からない難関試験です。
一次試験・二次試験を同年度に合格するストレート合格率はたったの4%。
複数年かけて合格することを考えても良いでしょうし、どうしても二次試験が苦手なら中小企業診断士養成課程に通うことを検討してみても良いでしょう。
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中小企業診断士 口述試験の合格率
おまけに口述試験の合格率も推移で作成してみました。
合格率が一番低い年でも合格率は99.5%です。
まず心配する必要がない試験ですね。
二次試験で回答した内容を口頭で説明することができれば問題なく合格できます。
落ちている人は緊張のあまりほとんど答えられなかった人のようです。
気負う必要は全くない試験ですが、口述試験の前に二次試験で回答した内容の再確認と、その答えに至った理由を箇条書きしてみると良いかもしれません。
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